「FABEX東京2024」が10日開幕した。東京ビッグサイト東展示棟4~7ホールで12日まで行われる。会場には昨年より58社33小間多い932社1311小間が出展。主催は日本食糧新聞社で、「革新!ニッポンの『食』~変わる世界、変える未来~」をテーマに活発な商談が繰り広げられている。
同展は国内最大級の業務用食品・食材、容器の総合展「第27回ファベックス2024」と、和洋菓子・ベーカリー・カフェ・飲料の開発展「第21回デザート・スイーツ&ベーカリー展」(協同組合全日本洋菓子工業会と合同主催)、コメの新たな需要を創造する「第3回お米未来展」の3展総称。合同開催として、日本初開催となる「アヌーガ・セレクト・ジャパン」と「Pro Wine Tokyo」を迎えたほか、恒例の「ISM JAPAN2024国際菓子専門見本市」と、食品と飲料のPB・OEMに特化した専門商談会「第12回食品&飲料OEM EXPO」、新たな食トレンドとして世界中で注目されるベジタリアン、グルテンフリー、オーガニック食品を集めた「プレミアム・フードショー2024」の5展が揃い、国内最大級の食の総合見本市だ。
オープニングセレモニーでは主催者を代表し、今野正義日本食糧新聞社会長CEOが「世界は今、歴史的構造変化のただ中にあり、次世代型食品開発、テクノロジーとデータの活用など、未来へのチャレンジと新価値創造が始まっている。出展企業の皆さまのあっぱれな奮闘を祈念する」とあいさつした。
来賓を代表して坂本哲志農林水産大臣あいさつを同省大臣官房新事業・食品産業部宮浦浩司統括審議官が代読し、「この展示会は最新の技術、商品、サービスが集結し、わが国の産業活性化につながることを確信している」と述べ、後援団体と主催者合計17人でテープカットを行い、開幕した。(佐藤路登世)
※日本食糧新聞電子版 速報より転載